【書評】「『哲学探究』入門」を読んだので感想を書きます!

ウィトゲンシュタイン後期の書物である「哲学探究」の入門書として評価が高かったので、中村昇さんが執筆した「『哲学探究』入門」を読んでみました。

いきなり原書に挑まず、入門書を読む理由としては「哲学探究」は非常に難解な書物と聞きましたので、まずは入門書から読まないと理解できないと思っていたからです。

そして選択した「『哲学探究』入門」ですが、こちらの本は確かにウィトゲンシュタインの問題意識について知れるのは確かだと思います。

しかし、それでもやはり難解な点が多くよくわからない点も多かったので、なぜそう感じたかを書いていきたいと思います。

 

そもそも原文が難しすぎる

本書は「哲学探究」についての解説本ですので、「哲学探究」の原文からの引用も頻繁にされています。

そしてその原文を見て自分は、

「ウィトゲンシュタインの文章わかりづらすぎる!」

と感じました。

なんというか1文1文が非常に重くのしかかってくるのです。あまりにも1文に意味を込めすぎているため、1文1文ごとに立ち止まって考えないと理解できない部分が多々あります。

というか立ち止まっても理解できない部分もありますし、ものすごく難解なのです。

本書ではそういった難解な文章を非常に分かりやすく解説してくれています。

しかしわかりやすくはあるのですが、ウィトゲンシュタインの言っていることがそもそも難しいので、なかなか概念として頭の中に入ってこないということはあります。

そういった意味で1週目読んだ、現在ではいまいちすべて理解しきれたとは言えない状況になっています。

ただ何となくウィトゲンシュタインの問題意識は知れたという部分はあると思います。原文から挑戦するよりは幾分かマシであるといえるでしょう。

というか原文から読んだら絶対に理解できないと思います。「『哲学探究』入門」を読んだことにより少量でも進歩があるので、これは感じているよりも大きな一歩なのかもしれません。

 

今後どうウィトゲンシュタインを学ぶか?

正直、本書についてはあまり理解できなかった部分がありますので、原文で紹介されていた部分については原文を読んで、その後この入門書をもう一度読んでみようかと思っています。

原文で紹介されていなかった部分についても、とりあえず読んでみようかとも思っています。理解できるかはわかりませんが・・・

 

ウィトゲンシュタインのエピソード

本書ではウィトゲンシュタインの実際のエピソードについてもコラムで描かれています。

この辺りのエピソードでは天才っぽい感じの奇抜な日常生活を見ることができます。

この辺りのエピソードについては、ウィトゲンシュタインの友人である、マルコムが書いた「天才哲学者の思い出」という本に書かれているようなのでそちらも興味が出てきたので、買ってみようかと思いました。

 

まとめ

ウィトゲンシュタインの話はとても難解ですが、独特の美しさがあると思います。

彼のメモをまとめた「反哲学的断章」も持っているので、少しずつ読み進めているのですが、なんだか詩を読んでいるようで、どちらかというと芸術的な楽しみ方ができるような気がします。

「哲学探究」に関しても、内容はもちろん哲学なのですが、やはり芸術的な何かを感じるような気がします。

例として「語の意味とは、その使用だ」などは哲学的な説明であると同時に独特の美しさを内包しているように感じます。

自分としては哲学者ウィトゲンシュタインの理論に関しては現状あまり理解していない状況なのですが、彼の芸術性に関しては強く惹かれるものがあります。

理論はわからずともこの謎の誘因力を信じ、ウィトゲンシュタインを追っていこうと思います。

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