月別アーカイブ: 2019年9月

【書評】「『哲学探究』入門」を読んだので感想を書きます!

ウィトゲンシュタイン後期の書物である「哲学探究」の入門書として評価が高かったので、中村昇さんが執筆した「『哲学探究』入門」を読んでみました。

いきなり原書に挑まず、入門書を読む理由としては「哲学探究」は非常に難解な書物と聞きましたので、まずは入門書から読まないと理解できないと思っていたからです。

そして選択した「『哲学探究』入門」ですが、こちらの本は確かにウィトゲンシュタインの問題意識について知れるのは確かだと思います。

しかし、それでもやはり難解な点が多くよくわからない点も多かったので、なぜそう感じたかを書いていきたいと思います。

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【非モテにおすすめ】武者小路実篤の「お目出たき人」はこじらせすぎてて最高

非モテの方々はもしかしたらこういった経験があるのではないでしょうか?

街中や駅の構内を歩いているときにすれ違うカップル。その人たちを見て死にたくなってくるというような経験です。

実際に自分もそういった経験があります。経験則でいうとこういう時はお腹が空いていることが多いので、何かを食べれば自分の場合は大概解決しました。

「人間の体は単純だなぁ」と思われるエピソードですが、深く悩みすぎてしまう人の場合はおなかを満たしても解決しない場合もあるでしょう。

武者小路実篤さんが書かれた小説「お目出たき人」はそのように深く考えすぎてしまう人の話となっています。非モテの方には共感できると思いますので非常にお勧めです。

この記事にてあらすじや魅力などについても紹介していきたいと思いますので是非ご覧ください!

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【書評】「歯車」での芥川龍之介の暗(やみ)とは何なのか?

筑摩書房の芥川龍之介全集を気になる作品から読み込んでいるのだが、後期の作品の奥深さはすさまじいものがあると思う。

読んだものの中で、個人的に完成度が高いNo1は「河童」ではあると思うが、一番芥川の内面が出ているのは「歯車」である。

今回はそんな「歯車」に出てくる謎や魅力を書いていき、芥川の内面に迫っていきたいと思う。

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【書評】相思相愛でもうまくいかない小説「狭き門」読んだので感想書いてみる

アンドレ・ジッドというフランスの作家が書いた「狭き門」を読み終えたので感想などを書いていこうと思う。

この本はキリスト教がテーマに絡んでいるので、あまり詳しくない自分は正直わからなかったことも多かった。

しかし、物語自体は非常に面白くキリスト教に詳しくない人でも楽しめると思う。

岩波文庫で安く売っているので興味がある人は買ってみるといいかもしれない(岩波文庫だと表紙でネタバレしてるから気を付けたほうがいい)。

ちなみにネタバレするつもりなので読んでいない人は注意が必要。ただネタバレされたとしても面白く読めるとは思う。

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