【書評】中公新書「日露戦争史」の感想

明治や大正などの古典文学を読んでいくと時代背景を知っておかないと理解できない部分があると思います。

例としては現代を理解するのであればネットがどういったものかある程度理解していないといけないですし、現代日本の作品の場合震災などに大きな歴史的文脈を知っておかないとわからない作品などがあるのです。

今回はそういった明治・大正期の歴史知識を補完していくために「日露戦争史」という本を読んでみたのでその感想を書いていきたいと思います。

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【書評】「『哲学探究』入門」を読んだので感想を書きます!

ウィトゲンシュタイン後期の書物である「哲学探究」の入門書として評価が高かったので、中村昇さんが執筆した「『哲学探究』入門」を読んでみました。

いきなり原書に挑まず、入門書を読む理由としては「哲学探究」は非常に難解な書物と聞きましたので、まずは入門書から読まないと理解できないと思っていたからです。

そして選択した「『哲学探究』入門」ですが、こちらの本は確かにウィトゲンシュタインの問題意識について知れるのは確かだと思います。

しかし、それでもやはり難解な点が多くよくわからない点も多かったので、なぜそう感じたかを書いていきたいと思います。

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【非モテにおすすめ】武者小路実篤の「お目出たき人」はこじらせすぎてて最高

非モテの方々はもしかしたらこういった経験があるのではないでしょうか?

街中や駅の構内を歩いているときにすれ違うカップル。その人たちを見て死にたくなってくるというような経験です。

実際に自分もそういった経験があります。経験則でいうとこういう時はお腹が空いていることが多いので、何かを食べれば自分の場合は大概解決しました。

「人間の体は単純だなぁ」と思われるエピソードですが、深く悩みすぎてしまう人の場合はおなかを満たしても解決しない場合もあるでしょう。

武者小路実篤さんが書かれた小説「お目出たき人」はそのように深く考えすぎてしまう人の話となっています。非モテの方には共感できると思いますので非常にお勧めです。

この記事にてあらすじや魅力などについても紹介していきたいと思いますので是非ご覧ください!

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【書評】「歯車」での芥川龍之介の暗(やみ)とは何なのか?

筑摩書房の芥川龍之介全集を気になる作品から読み込んでいるのだが、後期の作品の奥深さはすさまじいものがあると思う。

読んだものの中で、個人的に完成度が高いNo1は「河童」ではあると思うが、一番芥川の内面が出ているのは「歯車」である。

今回はそんな「歯車」に出てくる謎や魅力を書いていき、芥川の内面に迫っていきたいと思う。

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【書評】相思相愛でもうまくいかない小説「狭き門」読んだので感想書いてみる

アンドレ・ジッドというフランスの作家が書いた「狭き門」を読み終えたので感想などを書いていこうと思う。

この本はキリスト教がテーマに絡んでいるので、あまり詳しくない自分は正直わからなかったことも多かった。

しかし、物語自体は非常に面白くキリスト教に詳しくない人でも楽しめると思う。

岩波文庫で安く売っているので興味がある人は買ってみるといいかもしれない(岩波文庫だと表紙でネタバレしてるから気を付けたほうがいい)。

ちなみにネタバレするつもりなので読んでいない人は注意が必要。ただネタバレされたとしても面白く読めるとは思う。

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【荒ぶる季節の乙女どもよ。1話感想】幼馴染に自慰行為を目撃される衝撃アニメ!

「荒ぶる季節の乙女どもよ。」の1話が放送され視聴したので感想を書いていく。

端的に言うととても面白かった。下ネタ満載でインパクトのつよいシーンが多く、岡田麿里の色満載といった感じである。特にラストシーンの引きの強さはみた方ならわかると思うが反則級に衝撃的なシーンだった。

ネタバレ多めなので、先に本編を見てから見ることをおすすめする(滅茶苦茶面白いので絶対見るべき)。

ニコニコ動画でも配信されているのでコメント付きで見たいならそっちへどうぞ。以下リンク。

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【アニメ感想/考察】最近NETFLIXで配信された妄想代理人を見たら最高だった件

以前から見たいと思っていた妄想代理人を見たので感想を書いていく。

妄想代理人はOPが強烈なので、その映像と平沢進の音楽だけ知っている人も多いだろう。監督はパプリカやパーフェクトブルーを手掛けた今は亡き今敏さんである。

見た感想を一言で言うと強烈な一撃を食らったという感じ。テーマの表現方法が痛快で、幾原邦彦監督よりはわかりやすいけどメタファーが多々含まれており様々な点で非常に面白かった。

今回はこの妄想代理人というアニメの感想や考察を書いていきたいと思う。

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幾原邦彦監督の新作アニメ「さらざんまい」のPVを考察してみた

2019年4月から放送予定のアニメ「さらざんまい」。

監督は「少女革命ウテナ」や「輪るピングドラム」、「ユリ熊嵐」で有名な幾原邦彦監督。

どの作品も一見しただけではわからないような難解な演出や、記号的なものをたくさん置いていくことで複雑な意味を持たせるといった映像づくりをしており、一言で言えばかなり独特な作風と言えるでしょう。

自分は幾原監督の独特な演出が好きで、今回のアニメ「さらざんまい」もとても楽しみなためPVを何度も見ています。

なぜPVを何度も見るのかという声もあるかもしれませんが、単純に何度見ても様々な考察ができて、見ていて飽きないのです。

今回はこの作品の概要や自分がPVを見ていて気になった部分などを書くことによって、この記事を見た方に少しでも「さらざんまい」の魅力を伝えることができればと思っています。

もうすでにあらすじを把握していてPVも視聴済みの方は「3:pvで気になったところ」の部分からこの記事をご覧ください。

それでは実際にこの作品を紹介していきたいと思います。

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VTuberドラマ「四月一日さん家の」からVTuberの新たな可能性について考えてみた

2月21日、VTuber界に衝撃の朗報が届いてきました。
それが以下になります。

なんとVTuberがドラマ化するということになりました!

VTuberが他の人格を演じてドラマを作ることはおそらく初めてで自分はこのツイートを見たときに衝撃を受けました。

今回はこのVTuberが他の人格を演ずることについて自分が考えたことを書いていきたいと思います!

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【VTuberを受け入れられない人がいる理由】3DのVTuberが現れたこそ2Dを受け入れられるのではないかという話

自分は現在とてつもなくバーチャルYoutuberにハマっています。

そのハマり具合はどの程度かといいますと、
アイドル部は全員好きだし、にじさんじもそれなりに見てて、他にも天開示やピーナッツ君、VBにポン子などを見ており結構多岐にわたって見ているほうだと思います。(ちなみに一番の推しは天秤はかりちゃん、あと委員長は崇拝するレベルで好きでもちろんJK組は全員好き、あとにじさんじ公式ライバーのうさちゃん先生は好きで卯月コウは好きだけどコウボーイではない)

そんな風に今エンタメ経済圏を加速させているVTuberですが、それを友人に勧めてみたところ・・・微妙な反応でした。
友人はVTuberにハマれなかった様子なのです。

ここで友人の情報を少し載せておきますと、趣味は映画鑑賞と音楽、youtuberの生放送などもたまに見るらしく、アニメにもそんなに抵抗感ない男性です。(ちなみにパソコンなどはそんなに詳しくない模様)

自分としてはアニメに抵抗なくて、生放送文化をある程度理解できる人間ならばそれなりにVTuberにハマるのではないかと思ってました。
その予想が覆されてしまったのには結構驚きました。

そのためVTuberにハマれない人がいる理由を考えてみました。
なのでここではなぜ自分の友人がVTuberにハマれないのか仮説を書いていきたいと思います。
なおこの話はVTuberにハマれない他の人にも当てはまるような話ではないかと個人的に思っています。

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